書きかけの文章は消えても、セラピー体験は消えない。
2024年07月17日 17:44
セラピー体験についての記事を書いていました。
セラピーは、究極のところ、言葉では説明できない、体験してみるほかない。という趣旨の文章でした。
ほぼ9割書き上げたときに、誤って文章が削除されてしまいました。
あれ?
え?まさか。
あー・・・・・やってしまった。
すべて、真っ白です。
お先真っ暗・・・。
しかし、そのとき、こんな言葉が心に浮かびました。
「書きかけの文章は消えても、セラピー体験は、消えない」
セラピーは人と人との関わりです。
関わりの記憶が体に刻まれます。
リアルタイムで脳に体験が記憶されます。
トラウマを体が記憶するならば、セラピーによる癒しのプロセスも体が記憶します。
体験を書き換えていくことになります。
体が記憶するので、簡単には消えません。
セラピストは、本を読んだり、講義を聞いて、セラピーを提供しているのではありません。(体験を裏付けるために本や講義を利用しますが)
自分がセラピーを受けて、実際の体験をすることで、その体験を手掛かりにクライエントさんにセラピーを提供しています。
提供したセラピーについて、指導者にも疑似体験(斜め上のガラス張りの席からその様子を見てもらうイメージ。スーパービジョンと言います)してもらい、指導者の実体験に基づいた助言をもらいます。
このようにセラピーは体験ベースの営みです。
だから、クライエントさんたちも、セラピーを重ねていくと、体感的に確かに変化を感じられます。
言葉になりにくいけど、確かに悩みが軽くなる感じです。
一度そうなれば、その体感はそうそう消えることはないと思います。
良質なセラピー体験を何度も何度も、コツコツコツコツ続けていくことで、体感が変化していくわけです。
良質な体験になるように、良質なセラピー体験とスーパービジョン体験を重ねて参りたいと思います。
あー、なんとか代わりの文章が書けました。
消えてしまったものとは違う、新しい文章ができました。
転んでも立ち上がる、お先真っ暗から、新しいものを生み出す。
これもまたセラピーのプロセスそのものと言えるでしょう。
ご興味がお有りの方はぜひいらっしゃってください。