心の森、霧の向こう

うちの洗濯機が急に壊れました。

突然異音を発するようになったため、慌てて業者さんに見てもらいました。

すると、部品の一部が破損していたことが分かりました。

うちの洗濯機は5000回程度の使用に耐えられるように設計されているそうです。

見てもらうと、4860回ほど使用していたそう。

部品の交換をし、まだ使えることが分かりました。

新品を買い替えるよりも、10分の一くらいの金額で修理が完了しました。

改めて数字にすると「ずいぶん頑張ってもらったなあ」と洗濯機にねぎらいの気持ちが湧きました。

しかし、あと何回くらい使えるとか、そろそろ寿命とか、なかなか意識しないで生活してしまうものです。

洗濯機について素人なので、まったく予想していず、とてもびっくりしました。

買い換えることになったら、さらなる労力や出費がかさむところでした。

心や体も、ある日突然壊れる、悲鳴を上げることがあります。

我々専門家は「これ以上酷使すると、うつになってしまうかも」とか、「これはトラウマになり得る」とか、見えることが多いですが、一般の方は、そのような見方をせずに、日々を過ごされているのだろうなと思います。

心も体も、時々メンテナンスしておけば、持続的に活動でき、大きな労力や出費もなく済みますが、壊れてしまってからでは、何倍も大変です。

あるいは、壊れているのに使い続けている。なんてこともかなりあります。

でも壊れていても、機械、そして体以上に見えにくいのが心の特徴かもしれません。

壊れている場合は、壊れているよね。という現状認識をするところからスタートとなります。

定期的なカウンセリングは、壊れた心の回復、壊れないためのメンテナンス、と考えてみると、億劫だし、めんどくさいものだとは思うのですが、生活を持続していく、サステナブルな生活のためには、とっても必要な、大事なものだと思います。

ぜひぜひ、めんどくさいし、腰が重いものなのは重々承知ですが、ほうっておいたらどうなるか・・・後々のことを考え、思い切ってご利用くださいませ。